スタコラ:2025-03-31

がんがつなぐ、足し算の縁

2025-03-31
大隈昭子

 博多法人会主催の医療セミナー“足し算で生きる~がんステージ4からの生還”に参加する機会があり、講師は、元フジテレビアナウンサー笠井信輔さんでした。

 笠井さんは、ステージ4のがんを克服し社会復帰を果たした方で、 自らのされたことは知っていましたが、がん患者として体験された方でなくては分からない内容を分かりやすく、ウェットにとんだ話で、さすが元アナウンサーと思える内容で感動しました。

 講演の後、会場で笠井さんが執筆された「がんがつなぐ足し算の縁」発売があり、さっそく買い求めました。

がんがつなぐ足し算の縁  笠井さんは、この本の「はじめに」で、「がんからの社会復帰後、がんのシンポジウム。がん学会、がん専門医への取材を多数経験し、令和医療の何が優れているのか?という部分を学んで」きたこと、さらに、「自分自身の体験と学びをどのようにお伝えすれば、今、がんと向き合っている方、そして、これからがんに備える方々の役に立てるのか、その道筋が見えてきたのです。」と自分自身の体験を具体的に述べられています。

 また、自分自身の昭和生まれ・昭和育ちの「昭和患者」が陥る“落とし穴”=令和時代のブレーキになっていることに気づけない=にふれ、「脱・昭和患者のススメ」とも述べられています。

 特に、令和医療では、「QOL(=治療生活、入院生活の質)を上げること」や「抗がん剤は幸願剤」など、マスコミ人としての伝える言葉や技術など優しい分かりやすい内容になっています。

 また、各地での講演の後、がんの患者さんやその家族からの手紙などもたくさん紹介されています。

「毎年100万人の日本人が、がんになる時代。年間約40万人の日本人ががんで亡くなるという現実」の中で、改めて、自分自身の生き方について考えさせられ、“足し算の縁”を知る機会になりました。

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