2018-12-17
高尾
今年もいよいよ残り僅かですね。
年末恒例の世相を表す一文字、今年は「災」でしたね。北海道の地震にはじまり、西日本豪雨、そして台風の直撃、記録的猛暑など、自然の脅威に人間の小ささが晒された年でしたね。災害地ではまだまだ厳しい状況のところもありますが、一日も早い復旧を祈るばかりです。
さて、来年は年号が変わりますね。
あなたはどんな年号になると思いますか?
ちなみに明治以前の年号は、飛鳥時代から数えると243個もあるらしく、最近の年号(明治~平成)の由来をひも解くと、すべて中国の書物が由来とのこと。四書五経などの中国の古典から元号の文字を選ぶのは、古来からの習わしらしく(諸説あるでしょうから一つの話として)、明治・大正はともに古代中国の「易経」、昭和は「書経」、そして平成は司馬遷の著書「史記」と「書経」。
(株)メディアエクシードによる新年号の予想アンケートでは、1位「平和」、2位「安久」、3位は同率で太平、泰平、太成、4位は明成と和平。やけに「平」が多いですね。また、明治以降の年号のイニシャルは、「明治→M、大正→T、昭和→S、平成→Hで、明治以降の年号と被らないイニシャルとなると、あ行、か行、な行、や行、ら行などとあり、なかなか決めることは大変ですよね。
新元号の決め方は、昭和54年に成立した元号法によって定められており元号法には「第1項:元号は政令で定める。第2項:元号は皇位の継承があった場合に限り改める」とあります。具体的には、内閣総理大臣が数名の有識者に委任し、それぞれが2~5個の候補を提出し、内閣官房長官が提出されたものを検討、整理し、結果を内閣総理大臣に報告します。ここにはいくつかの条件があり、「国民の理想としてふさわしいような意味を持つものであること」、「漢字2文字であること」、「書きやすいこと」、「読みやすいこと」、「これまでに元号またはおくり名として用いられたものでないこと」、「俗用されているものでないこと」と。なかなか難しいですね。
私は・・・「久仁」「太仁」あたりどうでしょうか。
年が変わり年号が変わるとなると、もっといいことが起きることを期待したいですね。漢字一文字も前向きなものであったらいいですね。2020年はいよいよ東京オリンピック。2025年は大阪万博も決まっています。賛否両論あるでしょうが、決まったことに対して前向きに向き合いましょう。
福岡にいる私は、東京オリンピックのマラソンは見に行きたいなぁ、ほかの競技でチケット取れないかなと。そんなワクワク感を持って年の瀬を迎えていきたいと思います。