2019-02-18
新開
茶道教室で、子ども茶会の手伝いをさせていただいた。
保育園児が、可愛い手で大きなお茶碗を大切そうに運ぶ姿がとてもかわいかった。
子ども達は、「熱かったけど、頑張って運んだ」と嬉しそうに話してくれた。
その日は、「日日是好日」という軸がかけられていた。
樹木希林さんの遺作の1つとなった映画の題名も「日日是好日」であった。
茶道がテーマの映画で、教室の仲間から「とても良かった」と聞いていたので、行きたかったが見逃してしまった。
そこで、映画の題材となった森下典子さんの本、「日日是好日~お茶が教えてくれた15の幸せ」を読むことにした。
お点前の一連の流れがなかなか覚えられない私にとっても、「そうそう」と思うことがたくさん書かれていた。
「日日是好日」とは、毎日が良い日ということのようである。
雨の日は、雨を聴く。雪の日は、雪を見る。夏には、暑さを、冬には、身の切れるような寒さを味わう。
……どんな日も、その日を思う存分味わう。
お茶とはそういう「生き方」なのだ。私たちは、雨が降ると「今日は、お天気が悪いわ」などという。
けれど、本当は「悪い天気」なんて存在しない。
と書かれている。
ほんとうに、「日日是好日」である。
先日のCS研修で、「今日は忙しい」「今日は疲れた」などの前向きな表現を考えてもらった。
すると、「今日は、活躍した~」「今日は、充実してたな~」という言葉が出てきた。
表現の変化で、なんだか元気が出そうである。
先週のお茶のお稽古では、3年目にして初めて袱紗(ふくさ)捌きが綺麗にできた。
先生から、「今日は袱紗が綺麗な形になりましたね」と言われた。
どうして今日はきれいにできたのか、不思議である。なんだか嬉しい。