スタコラ:2024-06-03

脱・二度寝

2024-06-03
林田

 過ごしやすい季節になってきました。つい最近まで朝は寒かったこともあり、仕事に行く主人を見送った後、二度寝をすることが増えていました。
 二度寝をする瞬間は、何とも言えない満足感があり、まるで禁断の果実に手を伸ばすような気持ちになるのです。この時間に制約されない生活は、長年会社員として働いてきた私にとって、非常に幸福をもたらしました。
 これを幸福と言わずして、何を幸福というのでしょうか。

 日本人の睡眠時間が諸外国に比べて短いことは、日本人の幸福度が低いことと関連があると私は考えていました。
 しかし私のライフスタイル上、朝 6 時前には起きなくてはならず、夕食から就寝までにするべきことを考えるとどうしても夜 12 時を過ぎてしまいます。
 その睡眠不足解消のための二度寝でもあったのです。

 しかし二度寝がもたらす快楽の代償として、私の睡眠の質は徐々に低下していきました。
 気付いたきっかけは睡眠中に着けているスマートウォッチからの警告でした。
 思えば、二度寝をすると一日の予定が狂い、仕事の時間が足りなくなります。その結果、就寝時間も徐々に遅くなっていました。
 ウェブサイトでは、二度寝は長期的にはホルモンバランスに悪影響を及ぼす可能性があると書かれていました。だからこそ、二度寝は禁断の果実であったのかもしれません。

 そして私は睡眠時間も睡眠の質も保つための方法として、昼寝の効果について調べ始めました。
 昼寝には短時間でも大きな効果があることがわかりました。睡眠の時間よりも睡眠の質を重視することが重要だったのです。

 これからの私の睡眠ルーティンをご紹介します。
 朝は最初のアラームでしっかりと起床し、軽くストレッチを行い、初夏の日差しを浴びます。午後 1 時 30 分に 20 分間アラームをセットします。毎日同じ時間に昼寝をすることで、生活のリズムが整い、午後の疲労感を軽減して作業効率を上げます。
 そしてこの新しい習慣が定着すれば、きっと健康的な生活リズムが身につき、毎日の生活がより充実したものになるだろうと期待しています。

 安定した幸福感と睡眠の関係は双方向的であると考えます。質の良い睡眠を取ることで幸福感が高まり、また幸福感を高めることで睡眠の質が向上するというポジティブなスパイラルを作り出すことが今の目標です。先ずは脱・二度寝。

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