2022-03-14
新開
先日、NHK情報番組「あさイチ」で、テストステロン(主要な男性ホルモン)が減少する男性更年期についての特集が放送された。
番組内では、とても良い関係で長年一緒に生活してきた夫が意地悪になり、性格があまりにも変わったので離婚も考えたという漫画家の夫婦が登場。妻が医療機関で「男性更年期」のポスターを見て、夫に医療機関へ受診を促したという話だった。
夫は、テストステロンの値がかなり基準より低く、注射によるホルモン補充の治療をしたとのこと。結果、夫の性格は元に戻ったそうである。
テストステロンが減少し男性更年期に該当する人は、40 歳以上で 6 人に 1 人程度、日本全体で言うと 600 万人くらいいると言われているとのこと。「笑わなくなる」「攻撃的になる」「おっくうがるようになる」「太る」などの症状があるそうだ。
また、気付かず他の精神の病気と診断されることもあるとのこと。これは、本人を含め家族や会社の人も、困っているだろうと感じる話である。
日本では 600 万人を取り巻く多くの皆さんが、ということになる。世界ではどうなのだろう?この話を聞いて P という人を思い浮かべたのは私だけだろうか。
テストステロンは、男性における主要な性ホルモンで、男性だけでなく女性にとっても気分や行動などの健康や幸福、骨粗しょう症の予防にも関わる重要なホルモンとのこと。
閉経後の女性はテストステロンが少ないとやる気が出なくなるということで、前向きホルモンとも呼ばれているらしい。
番組では、テストステロンを増やす方法として「褒め合いスクワット」が紹介された。
まず運動、そして褒めることが良いそうで、それを組み合わせたものとのこと。
二人でスクワットをしながら相手を交互に褒める。この組み合わせは、微妙だなと思ったが、褒めることはよい効果を生みそうである。
前回のスタコラ『「勝ちグセ」をつけるには?」』にも、「お客さまから「ありがとうね」なんて声をかけられた子は大いにモチベーションもあがります」と書かれていた。
感謝の言葉や褒め言葉は、どの年代に対しても多い方が良いのだと思う。
性別にかかわらず、身近に性格が悪い方に変わったと感じる人に気づいたら、何気なく感謝の言葉や褒め言葉を降り注いでみてはどうだろう。ホルモン補充療法ならぬ褒め言葉補充療法により、前向きホルモンが増えてくるかも。