スタコラ:2018-06-25

信頼関係とは何か

2018-06-25
大隈信夫

 職員研修の打ち合わせに出かけた事業所で、今年のテーマとして「『信頼関係』について深めてほしい」との要望があった。
 障がい者福祉施設における利用者との信頼関係の構築は、支援の成否を左右するという。また、支援する職員相互の信頼関係もまた、支援の質を高めるために不可欠だと思う。
 なるほど、人が人に対して行う支援において、相互の信頼関係が、その支援の内容や質を決めるということ。

 ところで、 信頼関係とは対人関係を表すもので、相互の関係が信頼し合う度合いが、その信頼関係の程度、つまり、信頼の程度が信頼関係の強度(?)を示すというのだろう。
 しかし、改めて信頼関係と考えてみると、何となく分かるような、分からないような概念。
 早速、インターネットで検索した。

  1. 信頼関係を築くためには、決して悪口を言わない
  2. 相手に対しては常に正直に接する
  3. 信頼関係を築くためには、相手に強制しない
  4. 相手が大切にしているものを自分も大切にする
  5. 信頼関係を築くために、相手に対して関心を持つ
  6. 自分を信じることも、信頼関係を築くためには重要
  7. 信頼関係を築くには、自分の全てを相手に知ってもらう――とある。

 別の本では、
信頼の高さは、相手の能力と人柄。(人柄の)評価軸は真面目さや公正さ、思いやり等々多様な要素、機能的には自分の業務に一生懸命に取り組み、目標を達成しようとする動機づけの高さ。
信頼は得にくく失いやすい。信頼構築には時間がかかるが、信頼の崩壊はあっという間に起こる。悪い出来事は良い出来事よりもインパクトが強い。
――とある。

 いずれも信頼関係の大切さやそのための考え方は、何となく分かるが、私には、そのための要素、要因には、まだいきつけていない。
 どなたか、いい本でもご紹介いただければと思う。

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