スタコラ:2018-07-09

グループディスカッション研修の依頼

2018-07-09
新開

ここ最近、2 件続けて「グループディスカッションを中心にして欲しい」という研修の依頼を受けた。
業種の違う組織から、ディスカッションを中心にという同じ要望だ。
1 件は、業務に関するアンケート結果をもとにテーマを作成し、もう 1 件は、職場で起こりそうな事例をテーマとした。

どちらも2時間の研修で、講義も入れながら 5 つほどのテーマについて話し合ってもらった。
1 テーマ 8分~10分のディスカッションだったが、「仲間の意見が聞けてよかった」という感想が多かった。
アンケート結果をもとにしたディスカッションは、特に活発に行われていたように感じる。
研修での講義を、どれだけ参加者が自分の事として聞いているか測定することは難しいが、ディスカッションで自分の考えを話すのは、自分の事に他ならない。
他のメンバーも自らの体験を語っていることから、メンバーの意見も自分のことのように捉えているのではないだろうか。

『ロジャーズが語る自己実現の道』という本の中で、心理学者C.R.ロジャーズは、
「私は、行動に意味ある影響を与える学習とは、自己発見的、自己獲得的な学習だけであると感じるようになってきた」
と言っている。
組織の研修担当者も、同じように感じているのかもしれない。

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