スタコラ:2018-01-15

良い一年になりますように

2018-01-15
新開

日頃から健康だけが自慢と言っている 80歳の母が年末に発熱。
お正月から救急車のお世話になった。

「熱はすぐ下がりそう」と強気の発言を繰り返す母。
家族も大したことはないのだろうと思っていた。
発熱から三日目の1月1日の朝も、いつもより食欲がないと言いつつ雑煮を食べ「これで治るかも」とも言っていた。
しかし熱は下がらず、「大丈夫」と言う言葉にも少々元気が無くなってきたような…。

それでも、まだ頑張って夕食も食べたが、その辺で力が出なくなってきた様子。
救急病院に行って診てもらおうと言うことになったのだが、今度は「足に力が入らず動けない」と言い出した。
それなら、「もう救急車を呼ぼう」と言うと、「救急車には乗りたくない。治りそうな気がする」と頑張る母。
足が立たないのによくも治りそうなどと言えるものだと思いながら、兄となんとか母を説得し、救急車で病院へ行った。

検査の結果、インフルエンザB型だった。
他には何も異常が無いのですぐに帰って良いことになったが、母は靴も上着も無く…。
100円の紙スリッパを履いて寒々しく帰宅することになった。
そうか、救急車は帰りの事を考えて乗らないといけないのだ。
しかし、紙スリッパで車椅子に乗せられた健康自慢の母は、インフルエンザと聞いて安心したのか「寒く無い。大丈夫」と言い、「薬はもらったか?お金は足りたか?」と皆に確認していた。

そんな強気の母も、「やっぱり、早めに病院に行ったほうがいいね。インフルエンザは、きつかった」とのこと。
病気知らずは良い事だが、「自分は大丈夫!」との思いが強すぎるのは宜しくない。
今回は、大病に至らず済んだが、何事も早めに手当てすることの大事さを改めて感じた。
今年は早めの対処で、良い一年になりますように。

スタコラ一覧