2023-06-26
新開
前回のスタコラの
『なんと、わたしたちの意思決定の「1日の回数」は限界があるんです。
1日の回数が決まってるんですよー』
というところを読んで、「なにーーー!?意思決定の限界???」と…。
何事にも迷うタイプの私、もっと知りたいと感じネットで検索してみました(チャット GTP に尋ねた方がよかったかもしれませんが…。←すでに迷っています)。
いくつかの記事を読んでみると、人の一日の意思決定回数は 35,000 回以上とのこと。何回意思決定できるのか知りたかったのですが、上限回数を確定する研究結果は見つけられませんでした。
しかし、意思決定の後にそれがよかったかどうか判断するとき、脳の前頭極を使っているという気になる記事を見つけました。
前頭極は脳の一番前の部分で、前頭前野の一部のようです。
意思決定や感情制御に関わる前頭前野はストレスを受けやすいと言われています。それは、一日の意思決定数が大きく影響していたのですね。
そして、それは意思決定とその判断がよかったかどうかを判断するということも関係しているのでしょう。
そうなると、4 月や 5 月にストレスがたまりやすいというのは納得できます。
新しい環境やメンバーの変化で、判断しなければならないことが多い。季節の変わり目で、着るものや持ち物一つにも判断を迫られる場面が多い。コートは着た方がいいのか、誰とどのように話すか、歓迎会に参加するか否か、新しい習い事を始めるか否か、「新しいことを始めよう」というような CM が気持ちを揺さぶる…。
どうするか?
決めたはいいが、その判断はよいのかどうか?
ストレスは、感じたときに即対処(コーピング)した方がよいと言われています。
ということは、意思決定した後にはストレスコーピングで脳のストレス度合いを低めることが有効と考えられます。
ストレスコーピングのポイントは、「安独短量」です。「お金がかからず、一人で他人に迷惑をかけずに、短い時間でできる、レパートリーが多い」です。量は、100 以上はほしいところです。
ちなみに、私のコーピングリストは、現在 126 個です。
例えば、「深ーいため息をつく」「外の風にあたる」「これでいいのだと思う」「帰ったら冷蔵庫で冷やしているスイカを食べようと思う」というようなことです。
こんなことがストレスコーピングになるのかと思われるかもしれませんが、ストレスコーピングをしようと思って意識的に「深ーいため息をつく」とそれはストレスコーピングです。
無意識に、周りのことも気にせず「はーーーーー」とため息をついたなら、それはストレス反応ですので注意しましょう。他の人に影響を与えてしまうかもしれません。
最近ストレスコーピングセミナーの依頼が増えています。
マスクを外すか否か、生活様式が変わりつつあり、意思決定をする機会が増えているのかもしれません。
そういう時には、すかさず自分なりのストレスコーピングをどしどしつかいながら、意思決定をすることで彩りのある生活ができればという考えに至りました。