スタコラ:2021-10-11

コロナ禍の高校キャンパス

2021-10-11
下門

今年の高校3年生の就職支援で感じることは、横一線で実に自己肯定感が低い。
加えて言うならば、経験値や成功体験が少なく、無の感情な上、超安定志向だ。
それもそのはずで、コロナ2年目の年で一番に直撃している世代だ。
体育祭、修学旅行、部活動、課外活動、様々なイベントなどすべて彼ら、彼女らは、頑張りたくてもできなかった。 なので、頑張るタイミングがわからないと言う。
頑張ったところで、報われない思いを感じて過ごしたこの2年間は非常に痛い。
今月、面接を一通り終え、9割が内定となったが、なぜか有頂天さを感じられない。

そこへ来て、2年生はと言うと修学旅行計画で持ち切りだ。
まだまだ県をまたげないので、マイクロツーリズム的な修学旅行になるが、生徒はひっきりなしに、お小遣いはいくら持っていく?おやつはいくらまで OK?と楽しんでいる。

コロナによって、世代間でこのような差が生まれてしまった事実。
本来、経験するはずだった経験や体験、粘り強さや悔しさ、喜びや楽しさは、これから思う存分社会人になってから十分に味わって欲しい。

卒業まで残りの6か月間、生徒たちと次の文化祭を存分に楽しむために、会議を行った。
フラッシュモブ、早着替え7変化、なりきりメイクアップ Show など色んなアイデアが出て、アラフォーの私にとっては、かなりハードルが高すぎる(笑)。

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