2018-07-23
柿本
ギブソンという、ギター少年なら誰もが知っている会社が経営危機だという。
メイン事業であるギターの材料、マホガニーやローズウッドが調達困難になり、電子機器など多角化を目指したが、見事に失敗したらしい。
私は父親の努めとして息子たちに、「モテの秘訣」を伝授してきた。すなわち、
果たして自分自身がこの箴言を体現していたかどうかはさておき、いい線いっているのではないかと自画自賛していた。
それなのに!ギブソンの不振の理由をよく聞いてみると、エレキギターそのものの人気があまりないらしい。
ギターは人気がない、男子から人気がない、女子からも人気がない、ということは、ギターが弾けても、もてない!
なんということだ。
音楽のジャンルとしてもロックは死んだという人もいる。
代わりに、シンセサイザーやコンピューターを駆使した音楽、アニメソング、可愛い女の子の声で機械に歌わせるボーカロイドが子どもたちに人気だという。
おかしいと思っていたんだ。公園でゲリラ的に歌う若者が最近、ギターを持っていないのが。
彼らはアンプにマイクを繋いで、スマホで伴奏を流し、誰かの曲を歌っている。
それ、カラオケですから!
君の心の叫びはどこへ行った?
マイクなんて通さずに、おっきな声でここまで響かせろよ。
ぷるぷるぷる
…モテの秘訣を少し修正する必要がありそうだ。
いま、女の子にウケそうな音楽を機械を駆使して作れ。
それはピアノかもしれない。
初音ミク(ボーカロイド)かもしれない…
ポロポロピーン、ピコピコピコ…♪
ああ、やはり、ロックは死んだのだ。