2006-04-05
新開
桜の季節になりました。
この季節は、新入社員研修で多くのフレッシャーズの皆さんとお会いします。
いつの頃からか「新入社員」が「フレッシャーズ」と言われるようになり、アパレル業界では「フレッシャーズ スーツフェア」などのポップが掲げられていることもあります。
言い換えると、『衣料品業界では「新入社員のための 背広ご案内会」などの案内が掲げられている』というのでしょうか。
比べるとイメージはずいぶん違うものですね。
私も20年に近い十数年前に新入社員研修を受けたのですが、昔のことであまり覚えていないのです。
東京で研修だったので、福岡から飛行機で東京に行けたのが嬉しかったぐらいの、のんきな新人でした。
学生時代は神奈川県に住んでいたので、東京がめずらしいということはなかったのですが、北九州市の実家に帰省するときはいつも新幹線だったで、それまで飛行機に乗ったことがありませんでした。
それで、研修より飛行機が印象深かったのだと思います。
皆さんは、どんな新入社員研修の思い出をお持ちでしょうか?
さて、新入社員研修とはどのような内容かというと、「社会人と学生の違い・ビジネスマナー(身だしなみ・表情・言葉遣い・電話応対・ビジネス文書・名刺の受け渡し・お迎えからお見送り・お茶の出し方)・職場の報連相・指示命令の受け方」などで構成されていることが多いようです。
また、グループディスカッションや自己分析が入ることも多いです。
一番最近の研修の中での話です。
言葉遣いの項目の中に「専門用語や略語を使わない」というポイントがあります。
その説明をしている時に、「皆さんにはわかるけど、私にはわからないような略語を教えてください」というと、受講生の方から「すてかん」という言葉が帰ってきました。
「すてかん」とは何でしょうか?
空き缶でも捨てるのかと思いきや、なんと「素敵な勘違い」の事をそう言うのだそうです。
一部の受講生からは「言わないよね~」なんていう声もありましたが・・・。
言葉というのは不思議で、「すてかん」という言葉を聞くとあまり感じよくない新入社員だなーという印象を受け、その言葉が「素敵な勘違い」という言葉とわかると、なんだかかわいい新入社員のような気がしてくるのです。
日本語になりかけている横文字も、意味がはっきりわかる言葉は親しみやすく早く定着するのかもしれませんね。