2012-10-01
柿本
みなさん、イケメンって、いいですよね。今回はそんなお話です。
パソコンを家電量販店で調達することになりました。
私は近くにいた、うだつのあがらなそうな(失礼!)、小柄でメガネの、どことなく自分自身に似た店員(Aさんとします)を呼び、目的の仕様を色々検討してもらい、「また来るから」と、店を出ました。
次の日、私は心を決め、彼の待つ家電量販店に向かいました。
「Aさんいらっしゃいますか?」
「あいにくAは本日、休みをいただいてまして・・・もう一人の担当をすぐ呼びます」
私は落胆しました。どこか自分似のAさんの営業成績を上げてやるという使命感に燃えていたのに・・・。
ほどなく、
「お待たせしました」
と、担当Bがやってきました。Aさんとは違い、背も高く笑顔がナイスなイケメンです。
「メインのパソコンの調子が悪くなられたのですか?あ、何台もお持ちで・・・。そうだと思っていました。お客様のような詳しい方に使いこなしていただけて光栄です」
などと、口もうまい。私はイケメンBから製品を購入して店を出ました。
歩きながら、考えました。
「このパソコンの売り上げはBのもの」
「Aさんにヨロシクと伝えたが、Bは無視」
「Bは顧客には笑顔で接し、社内でAさんを知らんぷりの悪い奴」
明らかに勝手な「思い込み」です。でも、仕方ない。
たまたまAさんが休みだった日に、私がパソコンを購入したのも、彼が持つ悲しい「運」なのです。ここに人生における一つの結論が導き出されます。
家に戻って、仕様明細を再度見ました。
その一番下に販売担当者の欄があります。
「担当B」と無情になっているはずの欄が・・・ん?なっていない!
販売担当者の欄に「担当A、B」となっている!
Bさんは、Aさんが前日、私を担当したことを「きちんとそこに記録していた」のです!
訂正します。
あああああああああ。