2025-01-20
高尾
今年2月に同級生が勤める中学校で「『走る経営者』の生き方に学ぶ」というお題で登壇することになりました。
中学生に「経営者の生き方を学ぶ」って、どうよ、ちょっと大上段なタイトルだなぁ、「走る」はいいねと、など考えながらさてどんな構成にしようかと模索しておりましたら、中学生の授業について気になっていることがフッと降りてきました。
それは中学生が受ける教科について。
中学生は全部で9教科(主要5教科/国語・数学・英語・理科・社会、副4教科/技術家庭・保健体育・美術・音楽)ありますが、以前目にした情報でこの9教科は、主要5教科は「人生の土台を作る教科」、副4教科は「人生を豊かにする教科」と分けられているとありました。
私は体を動かすことが楽しいので(アラカンになった今も💦)、中学時代からこの主要教科が苦で特に、受験のためにいかに覚えるかって感じだったところが嫌でした。と言っても絵は下手だし、歌も上手く歌えず、でしたが。
キャリア関連の仕事で、学生だけでなくたくさんの社会人と会うたびに思うのは、もっとこの副教科の時間を多くして欲しいなと。
この副教科は「人生を豊かにする教科」であるとしたら、この4教科で「創造力」が発揮され磨かれるはず。
主要5教科は、「正解」を求められることがほとんどの時間ですよね。鎌倉幕府ができたのは1192年(今は1185年説があるようですが)が〇で、1191年でも1193年でも✕でした。ここには「正解」しかありません。
そこで一気に社会に飛びますが、VUCA の時代からアフターコロナとなった今、これまでの先例や成功体験からの「正解」ではなく、「最適解」が社会では常に求められています。
見えないものをどう捉えて対応していくか、ここには創造力が大きく影響されると思います。
自戒含めてなかなか創造力を発揮することは難しいですが、学生時代にもっと創造力を鍛えておけば、見えない・わからない時代を切り拓く力が発揮できるのではと思います。
「『走る経営者』の生き方に学ぶ」って今の中学生にはどんな伝え方だったら、より分ってもらえるかなぁと想像しながら創造力の発揮にもがきながらの巻、でした。