2022-09-19
柿本
AIが高度な絵を描くようになったらしいです。
絵具と筆をロボットアームが持つようになったということではありません。「キーワードを与えると、事前に学習した膨大な画像ライブラリから関連する絵を探して組み合わせ、新しい画像を生成する」ようになったのです。
これまでもコンピュータ(産業ロボット)は、決められた範囲の色を指示通りに塗ることについて人間よりうまくやっていました。
単純作業の実行能力はすでに人間を超えていたのです。
このことから、私たちは「近い将来、仕事をAIに奪われる!」と恐れました。
ただ、それはコンピュータが得意そうな、記憶能力や正確さ、繰り返しを嫌がらない等の分野で起こるのではないか、と考えていました。
今回は違っていたのです。「絵を描く」という、創造性を必要とするような分野で、AIが人間の代わりに活躍したのです。
さっそく、「絵画コンテスト」にこの機能を利用して優勝する人が出てきました。
「そんな描き方はズルいのではないか」と憤慨する人もいます。「わが画像ファングループには、AIが描いた絵の投稿を禁止します」とする人も出てきました。
気持ちはわかります。「荒らされたくない」ですからね、感情のないロボたちに。
そのうち芸術家の仕事もAIに奪われるのでしょうか?
自称日曜画家の私がAIに描かせた絵をつけておきます。
うむ、私が描くよりはずっとうまいですね(笑)。タイトルは「仕事をAIに奪われそうで心配する人々」です。