2021-07-19
大隈昭子
「文喫」で出会った本 すてきなあなたに
本と出会うための本屋「文喫」で、「すてきなあなたに
ふつうの日々がとびきり愛しくなるエッセイ集」の帯書きに惹かれて、出会って手にした本です。
ページを開く度に、ひとつひとつのエッセイが、優しいタッチで、日常感じた出来事をサラサラと書き下ろされていて、ほんわかとした気分になります。
電車の中で、自分と同じ柄のワンピースを着た人を見かけた時のこと、席が近かったらお話したかったことや、お客様を迎える日の料理のレシピや食器の選び方、テーブルクロスはこんな感じに、紅茶はこんな淹れ方が最高などなど、興味深く読みすすむことができます。
「さりげない日々の暮らしのなかで出会った、ささやかな、それでいて心にしみてくることの数々でした。そんな“すてき”がきっとあなたの暮らしに灯をともしてくれます」の帯の紹介のままを体験し、今3冊目を読んでいるところです。
出会ったことのなかったこの本の魅力は、肩肘を張ることもなく、楽しみながら読みすすめることができる本に満足しています。
まさに「文喫」の次のようなキャッチフレーズを体験したような気分です。
あの本のことが気になり
あの本と偶然にも出会い
あの本と恋に落ち
あの本が忘れることのできない価値になる
そんな本と恋するような一続きの文脈を文喫では提供していきます。文喫のパンフレットより