2019-08-12
新開
先日、市民向けボランティア人材育成のコミュニケーションセミナーを担当させてもらった。参加者は、ボランティア活動を希望する６０代～７０代の方々である。
セミナー中に、参加者のお一人が得意の手品（マジック）を披露し始め、私も楽しませてもらった。他の参加者の方々も、受け入れの良い皆さんで、最後まで暖かい雰囲気のセミナーだったと今でも思い出される。
前野隆司さんの「幸福学から考える職場づくり」という講演会で、幸せには４つの因子があると聞いたことがある。
第一因子は「やってみよう因子」、第２因子は「ありがとう因子」、第３因子は「なんとかなる因子」、第４因子は「ありのままに因子」とのこと。
「やってみよう因子」は、成長を目指すもの。「ありがとう因子」は、他者とのつながりと感謝の気持ちを持てること。「なんとかなる因子」は、楽観的で気持ちの切り替えがうまいこと。「ありのままに因子」、人と比べることなく自分があること。ということのようである。
ボランティア人材育成セミナーに参加しようと考え実行する方達は、この４つの因子を持っている可能性が高いような気がした。
「健康に気をつけていますか？」という質問に対し、「気をつけている」と答える人の方が健康であるという研究結果があるそうだ。
ということは、「幸せに気をつけていますか？」という質問に対し、「気をつけている」と答える人の方が幸せだと言える、と前野氏が話していた。
なるほど、幸せは求めるものではないと言われているが、健康に気をつけるように「幸せに気をつける」というのも良いかもしれない。