スタコラ:2018-04-09

女性活躍の時代がやってきた?

2018-04-09
新開

 今年も新入社員研修の季節がやってきました。

 4月2日月曜日から4月6日金曜日まで連日の新入社員研修で、70社300名近い新入社員の皆さんにお会いしました。
 緊張した面持ちで静かに研修のスタートを待つ様子は、とても初々しい限りです。
 その中で、例年とは違ったことがありました。

 それは、挨拶の号令を新入社員の方にをお願いした時のことです。
「研修の始まりと終わりは、挨拶をします。どなたか『起立、礼、着席。』と、挨拶の号令をかけてくれますか?」
と言うと、「はい!」と手をあげてくれた方は、月曜から水曜日まで連日女性の方だったのです。
 木曜日は、男性も女性もたくさん手があがったので、「頑張れ、男性新入社員!」という思いも込め、男性の方にお願いしました。
 十数年の研修を思い返すと、号令をかけてくれるのは男性の方が80%、女性の方が20%ぐらいです。 今年は、女性60%男性40%でした。

 これは、女性活躍推進の取り組みの成果なのでしょうか。
 女性活躍に関する取組みは、1986年の「男女雇用機会均等法」から、1992年「育児休業法」、1999年「育児・介護休業法」「改正男女雇用機会均等法」の施行により、女性に対する差別の努力義務が禁止規定になりました。
 2013年には内閣の「日本再興戦略」にて、女性の活躍推進が最重要課題として、「女性を戦力に!」ということが明言され、2016年に「女性活躍推進法」が施行されました。

 ただ、女性の活躍は女性の管理職を増やすという事だけではないと思います。
 それぞれの仕事の中で自分らしく働き、どのようなポジションでも自分の意見が言える状況が女性の活躍を推進するのではないでしょうか。
「はい!」と元気に号令係に立候補してくれた女性の皆さん、これからも積極的に行きましょう!
 そして、「日本中の新入社員の皆さん、それぞれの企業・組織に新しい風を吹き込んでください」

 なんだか、「はい!」という元気な声が聞こえたような気がします。

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