2012-10-15
高尾
仕事がら、大学生や若年層とよく会います。
今の若者はゆとり世代
と世間では言われ、何かにつけそのことでまとめられています。
日本生産性本部が毎年「新入社員の特徴」として●●型
とネーミングとその理由を発表していますが、皆さんご存知ですか?
平成 24 年度の新入社員のタイプは奇跡の一本松型
とのこと。
東日本大震災にも耐えて生き残った『奇跡の一本松』の話は、復興に向けて多くの人に勇気を与えてくれた。(新入社員の)これからの人生においても自然災害をはじめ『想定外』の事態に直面することもあるだろうが、その困難を乗り越えていくことが期待される
昨年ははやぶさ型
。
宇宙探査機『はやぶさ』は音信不通になったり、制御不能になったりでハラハラさせられたが、新入社員もはやぶさのように長い目で見れば期待した成果をあげることができるだろう。あきらめずに根気よくシグナルを送り続けることが肝心だ
平成22年度以前はETC型
、エコバック型
、カーリング型
、デイトレーダー型
、ブログ型
、発光ダイオード型
、…。
型にはめることが好きな日本人らしいですが、その年のトピックスにかこつけてネーミングしているのでちょっと無理やり感がなきにしもあらず…。
ちなみに私が大学卒業して社会人になった時、昭和から平成になった年。そこで新人類
と巷では呼ばれていたのを思い出します。
「新人類」・・・なかなか呼べない、呼ばれないです。
型にはめる。
これは勉強でもスポーツでもよく使われますね。
大リーガーのイチロー選手は、打席に入ってバットを刀のようにして始める一連の動作(=ルーチンワーク)は、まさに型にはめた動き。
この動きをすることで打席における集中力を高めていくために、一つずつのルーチンをこなしていき、ベストの状態に持っていく。
無意識にこれらの作業を行っていく事が大事になってくるのでしょうね。
またイチロー選手はホームゲームの場合、昼食は必ずカレーというのも有名な話。
ホームゲームが続くと毎日カレー。私もカレー大好きですが、何日連続で食べれるか?!
型にはめることで、いらない考えや悩みを生むことなく、目標に集中して邁進できるのでしょう。
「縁起を担ぐ」なんてのも、ひとつのルーチンワークですね。「靴下は左足から」「家を出るのは右足から」なんかも…。
あなたは何かありますか?
「型にはめる」「ルーチンワークを作る」ことで集中力をあげる、成果を上げる動きを意識してみましょう。