スタコラ:2016-06-20

可視化する

2016-06-20
高尾

大手自動車メーカーによる燃費データ不正のニュースは、今年上半期の重大ニュースの上位にランクされると言われていますが、我々消費者の生活に直接関わる事としてあらためて大きな事だなあと感じています。

実は私も昨年 5 月に、長女が一昨年に東京の大学へ進学したことや、次女も車に乗らなくなってきたことから、中古のワンボックス車からホンダのヴェゼルにクルマを買い替えました。 ヴェゼルに決めたのは見た目、価格、燃費などですが、実は 2014 年度通期と 2015 年上半期の「SUV新車登録販売台数第1位」だったらしく、最近よく見かけますね。

買い替えを検討する中でも気になったのが燃費。燃費って直接お金に関わってくるので影響力大ですよね。 前車のリッター走行距離が 5 キロ(あらためて「なんでもっと早く買い替えせんかったんかいな」と感じています)だったのに対し、ヴェゼルは直近で 18 キロ前後。 何と言っても GS に行く回数が減り、効率的で気分がいいですね。
もちろん燃費だけで見るともっと燃費がいい車種はたくさんありますが。

この燃費が、運転席ディスプレイに表示されます。そうなると意識せざるを得なくなり、発進時のアクセルの踏みこみが変わり、環境に優しい運転に様変わりしました(それまでカッ飛ばしていたわけではありませんが)。
隣に座る嫁さんが「なんでそんなに遅いと?」というぐらい。車は発進時に一番パワーがかかるとは理解していたものの、これも表示されることによって意識が高まり行動が変わります。

ここで日ごろ、研修の場でみなさんに話す「可視化」を思い出します。
意識していてもなかなか行動に変化を起こしにくい時の方法として「可視化すること」がよくあげられます。
変化を意識していても行動が変化していなければ意識しているとは言えないといわれるので会社は経営理念や行動指針を会議室などに掲示されていますね。
これは学校でも同様で、先日訪問した小学校の階段一段一段に九九が大きく書かれてありました。 これだと階段を上る度に目にすることで教科書とは違う擦り込みがされます。

クルマの買い替えから可視化の話題に強引なもって行き方のようですが(笑)、「可視化」することでよりよくなることは多々あります。

皆さんも変化を求めるとき、これまでにない方法で可視化してみてはいかがでしょうか?
きっと理想形に近づくスピードがあがりますよ!

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