2018-06-04
高尾
「鬼速○○」「超速○○仕事術」」「最速で○○のスキルを上げる」と、とかくスピードをグングンあげて成果を出そうという情報を、ネットや書店で目にするようになりました。仕事は「正確かつスピードある成果が求められる」と思っていますが、ネットスピードが加速する今、すべてにおいてスピード重視だとたまにはちょっとゆ・っ・く・り、と思っっちゃたりしますね。人間、ずーーーっと最高スピードでは走れませんし、人間の集中力は1日2時間とも3時間とも言われていますし。
私が以前経営していたスポーツジムで「2ヶ月で〇キロ痩せようキャンペーン」という企画を行ったときのことです。キャンペーンが始まると会員の方々はいつも以上に張り切られ、相当数の方が達成されました。これはいいねと会員さんとも話をしていたのですが、キャンペーンが終わったとたん少し緩んできたのか、数か月後には元の数値に戻る方が何人も出てきました。あれだけキャンペーンに気合を入れていた人が、トレーニングはもちろん食事などに気を付けていた人が・・・パッタリと来なくなったり、話題にしなくなったり・・。
人って「継続することが」難しいんだなぁとあらためて感じたのを覚えています。また知り合いが昨年、数十万円かけて2か月で体重を15キロ以上落としましたが、今はほぼリバウンドして元の体重に戻っています。ジムや知り合いの数例ではありますが、スポーツジム経営や体を鍛えている経験から、短期で結果を出した場合、「AFTER」が大切だなぁとつくづく思います。せっかくたくさんのお金と時間をかけて結果を出してもその後続かなけければもったいない。これはどんなことにも言え私自身の自戒の念も込められていますが(笑)。。さらにその知り合いは再度チャレンジしようと最近また考えています。
人間、じっくり構えることも大事だなと思っています。コツコツと、というやつですね。ダイエットで言えば、1か月で1キロぐらいをコツコツ落としていって、10か月で10キロ落とすって感じで十分だと思います。1年で10キロ落ちるんですから。
と言いながら好きなマラソンの記録を早く縮めないと、と急く自分がここにいます、はい。