スタコラ:2025-01-06

新年のスタコラ

2025-01-06
大隈信夫

新年おめでとうございます。
2025年をいっそう明るく展望できる年に

今年、いよいよ「喜寿」と呼ばれる年を迎える。
現役世代にとって無駄で迷惑な長寿のように喧伝される「後期高齢者」3年目を迎える。
昨年は、年頭に「断捨離3年目の最終年仕上げの年」と宣言してスタートしたが、残念ながら達成できなかった。
特に、業務に関わる引継ぎでは、それなりの年月を重ねて築き上げてきた信頼関係の上に業務そのものが成り立っており、引継ぎによる断捨離は、なかなか難しい課題であると実感している。
この課題を達成するためには、思考回路や体力も、年を重ねてきた分、それなりの実態、実感があり、何をどうするのかについて、本気で真剣に考えるべき時であると覚悟している。

2025年の展望

昨年の年頭に「2024年は、この金権腐敗と国民生活無視か、真の政治改革と国民生活重視の綱引きが中心となることは間違いない」とし、「自民党政権の断捨離1年目となることが求められている」としていたが、10月の総選挙の結果で自民・公明の与党が過半数を割った。
この結果は、「国会運営が本来の論議できる国会」、「国民主権が発揮できること」との端緒を拓いた。
このことに拠って、昨年の一年を表す漢字一字を「緒」とした。
国会での論戦によって、政治資金規正法の改正の論議が目に見えるようになり、政策活動費の廃止などが俎上に上がるようになっている。
しかし、自民党は長年政権与党であっただけに、したたかである。
石破茂首相は、総理になった途端、総裁選の言を翻し「みそぎは終わった」と言い、幕引きを計っている。
自公政権は、「103万円の壁の突破」や「高校授業料の無償化」を見せかけにして、一部の野党の取り込み延命を図ろうとしている。
国民主権は、「緒」に着いたばかり。
今年をいっそう明るく展望できる年にするためには、この夏の参議院選挙が一層重要になっている。

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