2018-09-03
高尾
皆さんは「リカレント教育」という言葉を知っていますか?
一言で言えば「学び直し」。学校教育を終えて就職した後、必要に応じ教育機関に戻って学習を続け、そしてまた就職する…と生涯にわたり周期的に学びとキャリアを繰り返すことだそうです。
今回、私が福岡商工会議所と提携してこの「リカレント教育」なるもののセミナーを担当することになり、今回の対象者となる50~65歳の現役世代の方から80歳代の方々、そして大学や会社の経営者や人事担当者など多くの方にヒアリングしているのですが、この「リカレント教育」という言葉を知らない人が多く、国は叫んでいるけど個人に届かず、という状況です。
また大学によってはこの言葉を使わなくなったということも聞きました。
かなり昔から様々な大学が市民講座やビジネススクールなど社会人向けに展開していますが、経済産業省が「『人生100年時代の社会人基礎力』と『リカレント教育』」について、教育機関のプログラム開発や企業の人事配置・施策の充実等が求められると提言し、さらなる充実を図ろうとしています。
「あと10年でなくなる仕事」が2014年に発表され、「人生100年時代」「働き方改革」という言葉を目にしない日はありません。
これから何が起こるのか。又、どう対応すればいいか、先のことは不安になりますがなかなかイメージつかないし、あまり考えたくないという人ですね。
急に言われてもねぇと。
東京のある大学はオープンカレッジの資料が300ページにわたって盛りだくさんの講座が書かれています。
リカレント教育という言葉は知の認知されていなくてもすでに学んでいる方はたくさんいるんですよね。
人生80年が100年になると時間が余ってお金が足りない・・2016年12月のここでの投稿で「人生100年時代」について書いていますが、今回は人生の後半で「どう学ぶか」について国や大学の状況をお伝えしました。
さてあなたはこれから「学ぶこと」にどう取り組んでいきますか?