2023-12-11
高尾
このところプロ野球選手や大学、自治体トップによるパワハラのニュースが立て続けに取り上げられていますが、私も仕事柄リーダー研修の講義を行っているなかで、多くのリーダーがこのパワハラに対して非常にナイーブになり「これでは部下に何も言えませんよ」と嘆きの声を耳にしています。
みなさんの組織ではいかがでしょうか?
ハラスメントとは、相手の意に反する行為によって不快にさせたり、相手の尊厳を傷づけたり、脅したりすることで「いじめ」や「嫌がらせ」の行為とされています。
特に昨年からはカスハラ(カスタマーハラスメント)のマニュアルを厚労省が作成したことにより、自治体からカスハラセミナーの依頼が増加してきました。
「令和4年度における苦情相談の概要(厚労省人事院公平審査局職員相談課)」によると
① 相談件数・相談事案数ともに過去最多
② 相談の内容区分は「パワハラ、いじめ・嫌がらせ」が 33%で最多で、その次に「勤務時間・休暇・服務等関係」 22%、 「任用関係」 14%と続いています。
これってどれだけ「パワハラ、いじめ・嫌がらせ」の声が顕在化してきたかということですね。
職場で嫌われようとして仕事する人はいないと思いますが、それがなかなか難しい。
そこで最近弊社で話題になるのがリーダーの「おひたし」。
おひたしとは「お…怒らない、ひ…否定しない、た…助ける、し…支持する」のことです。
読めばたいして難しくないですが、リーダー研修の場などでリーダーに伝えると、「いきなりは難しいですがやってみます」という声もあがります。
リーダーでない方もぜひ、周りの方とコミュニケーションをとる時はおひたしを頭に浮かべてください。
きっとスマイルコミュニケーションができるはずです!