2012-11-26
森本
起きている時間の80%以上もパソコンの前で座りっぱなしの生活なんて、どう考えても不健康です。
他にも不健康なことはたくさんやっている毎日ですが、
8月下旬から「スタンディングデスク」始めました(冷やし中華はじめました、みたいなノリで…)。
スタンディングデスクなんて言っても特別なことではありません。
ただ、立ったまま机上での作業(ほとんどはパソコン操作)をすることをこう呼ぶだけです。
二年程前に、あるアメリカ青年が提唱(?)し、それを伝えたネット上の記事をきっかけにして広まっていった作業環境です。
古くはヘミングウェイも実践し、最近ではグーグル社にも取り入れられたというこのスタイル。
その効果については巷間いろいろと言われています。
スタンディングデスク歴三か月のわたくしの雑感は以下のとおりです。
始めるのはとても簡単でした。
最初は立ったままの姿勢でキーボードを打つことに対して、非効率的ではないかと考えました。
ですがこれは何の問題もありませんでした。30分で慣れますし、もともとわたくし自身がそんなにキーを速く打つ方ではありません。
ソファーに座る時間が多くなった。
これまでは読書するのも食事するのもほとんどパソコンの前でしたが、今はいつもソファーに腰掛けています(笑)。
何か考え事をする時も、ソファーに座っているようになりました。
姿勢がよくなった(ような気がする)。
この25年間知らず知らずのうちに前かがみ状態が続いていたのだと思います。
慢性的だった肩こりの症状が軽くなったような気がしています。
カロリー消費は思ったほどではない。
実は一番期待していたダイエット効果はまったくありません。残念です。
一日30分から初めて、今では3時間以上立ったままのPC作業です。
それだけで痩せるはずもありませんね。
2時間立ちっぱなしの状態よりも、10分間のウォーキングの方が消費カロリーは高いのではないでしょうか。
始めたばかりの2週間程は全身の疲労感がひどく、逆にそれに対して充足感を味わったりしました。
今はその疲労に慣れた、という感じです。
現在の一日、3~4時間のスタンディングをこれ以上にしようとは考えていません。
座りっぱなしがよくないのと同じように、立ちっぱなしも決してよいこととは思えないからです。
他の経験者が語るような効果のいくつか(発想が豊かになった、仕事が捗るようになった、体重が落ちたなど)を感じることはできていないので、周囲の皆に勧めることはできません。残念です。
これからも続けて、何か発見があったらまた報告します。