2018-01-01
大隈信夫
2018年となった。私は今年、古稀を迎える。
終戦から3年目、昭和23年に生まれ、いつの間にか70歳になる。
古稀
は、中国唐代の詩人 杜甫の『曲江詩』の詩句にある「人生七十古来稀なり」に由来するという。
唐の時代には、70歳で古来稀であったのだろう。
私の昨年の一字は「携」であった。
いくつかの事業所からお声掛けいただき、お付き合いが拡がったために、この字を選んだ。
お声かけ頂いたのは、私がそれなりの年齢になったということだろうか。
春秋時代の中国の思想家、哲学者、儒家の始祖、孔子(紀元前552年~紀元前479年)の教えをまとめた論語では、
子曰く、
「吾十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑はず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順ふ。
七十にして心の欲する所に従ひて矩(のり)を踰えず(こえず)」
と説いている。
今から、2,500年も前の時代である。
心の欲する所に従いて…
とは、「“心の思うままに”ものごとに対応しても、人の道に外れない」と聞いたような記憶がある。
私は、もちろんだが、とてもそんな域にはない。それは断言できる。
さて、今年は、私にとってどんな年になるのだろうか。
ただ、漫然とした一年とならないように心がけようと思う。