2018-01-29
柿本
「恋人と初デート」の幸福度を80点とします。
残りの20点は何かって?その後の「進展」のための余白ですよ。
「進展」の具体的内容と点数は…お任せします。
「こんなことができたら +5点」、
「あんなことができたら+15点」
みなさん、きっと、色んな「こんなこと・あんなこと」を考えて、「私とは違う」点数をつけるんでしょうね…。
そう、幸福度とは全く「個人的な」指標なのです!
ひとそれぞれ、幸福度のパラメータはバラバラ。
共通する性質があるとするならば、幸福とは「差分的・相対的」ということでしょうか。
よくいわれるように、幸福を知るには不幸を知らねばなりません。
苦しい日々があったからこそ、今日私たちは幸福を感じることができます。
過去の自分よりいまの自分がいい状態だからシアワセ。
変化のない日々ではシアワセを感じることはできません。
私たちは上向きの差分=変化を感じるとき、「ぼかぁ、幸せだなあ(加山雄三)」と、幸福感を抱くのです。
ここで、くわっと刮目すると、
「幸福とは、つまり、時間をx軸、幸福度をy軸とした人生グラフの傾きだな?」
という数学的発見にたどり着きます。
「人生グラフ」の性質をいくつか分析してみましょう。
さらに考えを進めると、x=0 の場合は、時間が 0 だから「生まれたとき」を表します。
生まれたばかりの赤ちゃんに主観はないから、まあ「周りの人が思う」幸福度を「初期値」としてy軸に置かざるを得ない。
「いいとこのお坊ちゃん、お嬢ちゃん」は、最初の幸福度が高い、と…。あれ?
「やっぱり、生まれたときからシアワセは決まってるの!?」
違うって!
幸福は初期値で決まるわけじゃないから!
「傾き」だから!少しずつ成長すればいいから…。
…すみません、少し嘘をつきました。
幸福は初期値「だけ」で決まるわけじゃないから…。
でも、でも、「傾き」だから!昨日よりきっと明日は幸福を感じることができるから!頑張っていれば。
だから、みんな言ってるじゃないですか。幸せになるには、目標を立てよう、今よりいい自分を目指そう、と。
時間はかかるかもしれません。恋愛だけじゃないですよ。仕事も趣味も同じです。1年じゃ足りないかも。「石の上にも三年」とはよくいったものです。
時間がたって、相対的にパーソナルな幸福度の比較ができるようになったとき、少しだけ成長した自分を見つけたら「幸福」達成ということにしませんか?
そんなとき、一緒に喜んでくれる人がそばにいると、なおいいですね!
だから、ほら、最初に戻って「進展」を。