映画観てある記：第171回

今年の５月で９０歳を迎えたハリウッドの大スターにして巨匠、クリント・イーストウッドが製作・監督・主演した作品。

カリフォルニア州立刑務所に、収監されているビーチャム死刑囚の死刑執行まで、残り12時間。残された時間の中で無実が証明出来るのか。
世間では爪弾きされ、会社でも問題視されているエベレット記者が、同僚の女性記者の交通事故死によって、死刑執行がせまる中、死刑囚に対する最後の面会を急きょ担当する事になるのだが…。

自分の鼻と勘で行動する彼にとって、この殺害事件は、振り返れば振り返るほど納得が行かないものであり、死刑囚が無実であると確信を持つのだが…。
死刑執行が刻一刻とせまる中、一方で無実の証拠を探しまわる場面が交差して描かれ、手に汗握るサスペンス・アクションの作品である。