映画観てある記:第165回

野獣の青春

監督:鈴木 清順
出演:宍戸 錠 
木島 一郎
渡辺美佐子
川地 民夫
1963年 日活

大藪晴彦のハードボイルド小説「人狩り」を映画化したもの。
鈴木清順監督(2017 年慢性閉寒性肺疾患のため死去)が、「清順美学」と呼ばれる奇抜な作風を開花させ、注目を浴びるきっかけとなった作品。
すでに日活アクション映画のスターだった宍戸錠を主役に迎え、堂々たる演出でクールな作品に仕上げている。
また、60 年代初期の東京や、ギャングたちが使うクラシックな車も懐かしく見どころも満載。

物語は、情婦によって無理心中に巻き込まれた警官の死因に疑いを抱いた元警官の水野錠次(宍戸錠)が単身で潜入捜査に挑むことから始まる…。

「エースのジョー」の愛称で親しまれ、日活アクション映画の一翼を担った俳優の宍戸錠(ししどじょう)さんが 86 歳で亡くなられた。
ご冥福をお祈りいたします。追悼を込めて。

野獣の青春

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