映画観てある記:第148回

野獣の青春

監督:鈴木 清順
出演:宍戸 錠 
木島 一郎
渡辺美佐子
川地 民夫
1963年 日活

大藪晴彦のハードボイルド小説「人狩り」を映画化したもの。
鈴木清順監督('17年慢性閉寒性肺疾患のため死去)が、「清順美学」と呼ばれる奇抜な作風を開花させ、注目を浴びるきっかけとなった作品。
すでに日活アクション映画のスターだった宍戸錠を主役に迎え、堂々たる演出でクールな作品に仕上げている。
また、60年代初期の東京や、ギャングたちが使うクラシックな車も懐かしく見どころも満載。

物語は、情婦によって無理心中に巻き込まれた警官がいたところから始まる。
元警官の水野錠次(宍戸錠)は、その死因に疑いを抱き、単身で潜伏調査に挑むのだが…。

野獣の青春

映画一覧