映画観てある記:第144回

レッド・スパロー

監督:フランシス・ローレンス
出演:ジェニファー・ローレンス
ジョエル・エドガートン
マティアス・スーナールツ
2018年 米:20世紀フォックス

CIAに33年在籍し、海外でのスパイ活動に従事していた元局員が自身の経験を基に書いた衝撃のベストセラー小説を映画化したものだ。

バレリーナの将来が怪我のために断たれたドミニカは、ロシアの諜報機関の訓練施設に送られる。
そこは、ハニートラップと心理操作を武器としてミッションの遂行するスパイ(=スパロー)の養成機関だった。
スパローの心得は、
① ターゲットの欲望を見抜け
② 自らの全てを使いターゲットを堕とせ
③ 心を捨て国家のために道具となれ…の教えがリアルに描かれている。

持ち前の美貌と頭脳でミッションを遂行するドミニカは、敵国アメリカのみならず、祖国ロシアからも狙われることに…。
大国間の裏舞台での陰謀と欲望が渦巻くストーリーは、信じがたい結末へと…。
特に拷問シーンは、震え上がるような実体感があり凄いものだった。

レッド・スパロー

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