映画観てある記:第126回

間諜X27

監督:ジョセフ・フォン・スタンバーグ
出演:マレーネ・ディートリッヒ
ヴィクター・マクラグレン
ルー・コディ
1931年 米:パラマウント映画

まず映画の題名で、恥ずかしながら勉強になった。
「間諜:カンチョウ」~映画の内容からして意味の察しはつくが…カンチョウと読めず辞書を引いてみた。
カンチョウ:秘密の手段を用いて敵の様子を探り、味方に通報すること。=スパイ。

物語は、亡くなった大尉の妻が、陸軍情報局に呼び出され、スパイとして働かせられ、最後には、捕らえられて処刑されるというもの。
昔の洋画や邦画を観るとき~男女の俳優さん達には、演ずる役の香りが漂い、ひと味違う人間性と深みが感じられる。
また、ラストで X27 が処刑される時、若い将校が「女性は殺さない…」からはじまる戦争に対する悲痛な叫びとも言える台詞が心に強く残った。 映画史に残る名シーンである。

間諜X27

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