映画観てある記:第124回

めし

監督:成瀬巳喜男
出演:上原 謙 
原 節子 
島崎 雪子
杉 葉子 
1951年 東宝

本作は、林芙美子の遺作の映画化で、成瀬監督が原節子や上原謙を初めて起用した作品であり、1950年代の日本映画黄金時代の幕開けを告げる秀作である。

主演の原節子は 1920年横浜市生まれ、二男五女の末っ子であり、過程が経済的に困窮したことで、二女・光代さんの夫である映画監督 熊谷久虎の勧めで35年に日活に入る。
映画デビュー作はためらふ勿れ若人よ(35年)で、原節子の芸名もこの映画の役名から命名されたとのことである。
1962年忠臣蔵を最後に映画に出演しなくなり、引退。
2015年9月5日、死去という突然の訃報が伝えられた。

めし

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