映画観てある記:第56回

武士の献立

監督:朝原雄三
出演:上戸 彩
高良健吾
西田敏行
余貴美子
2013年 松竹

江戸時代、加賀藩に実在した舟木伝内、安信親子が執筆した献立書「料理無言抄」を残しており、映画ではそのレシピをもとに、江戸時代に武家や庶民が実際に食べていた料理が再現されている。
わが国では、もともと朝夕2食が基本で、やがて夜食が加わり、3食へと変化していったとか。
江戸中期頃より、一般庶民の労働時間が長くなったことや、夜に菜種油やろうそくを使った灯火が広がり、食事回数が増えたのだそう。
ちなみに侍は、午後早い時間に帰宅できたため、2食で十分だったと言われている。

“刀”ではなく“包丁”で藩に仕え、“料理”で動乱を乗り越えた実在の家族のドラマ必見あれ。

武士の献立

映画一覧