映画観てある記:第21回

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

監督:フィリダ・ロイド
出演:メリル・ストリープ
ジム・ブロードベント
2012年 20世紀FOX

映画がはじまると同時に、メリル・ストリープの演技に圧倒される。
アカデミー賞主演女優賞、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞受賞の貫禄というか、彼女の凄いところは、なんの役であれその主人公になりきっての演技の素晴らしさである。
容貌から話し方まで、本人を見ているのかと錯覚を覚えるほどの似せ方で、彼女を取り巻く苦労と苦悩、そして、強さをスクリーンに再現している。

1979年から90年まで英国初の女性首相。
65歳で首相を引退し、77歳で公式の場を去った彼女だが、2008年、娘の回顧録で認知症であることが世間に知れ渡っている。

メリル・ストリープの映画の中で、私が感動した作品の一つに「マンマ・ミーア」があるが、今回の作品もまたその一つとなった。

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

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