映画観てある記：第12回

実在したＪ･エドガー・フーバー（ＦＢＩ・アメリカ連邦捜査局初代長官）は、1924年ＦＢＩの前身である 捜査局の長官に任命され、35年にＦＢＩへと改名した後も、72年に他界するまで長官として在任。
カルビン･クーリッジからリチャード・ニクソンまで８人の大統領に仕えた。
「国を守り」続けたフーバーだが、その狂信的なまでの正義感は法をすらゆがめ、常に黒い噂が絶えなかったという。

フーバーの２０代から７７歳までを演じているデカプリオの鬼気に迫る熱演をはじめ、出演者達のメイクなども見どころである。

国を守るという大義名分のもと、大統領をはじめとする要人たちの秘密を調べ上げ、その極秘ファイルをもとに彼が行なった“正義”とはいったいなんだったのか…。