映画観てある記:第8回

生きものの記録

監督:黒澤 明
出演:三船敏郎
志村 喬
1955年 東宝

この映画で驚くのは、57年前にあの黒澤明監督が、原水爆反対の立場で表明した異色の反戦ドラマになっていることだ。

昨年の3・11を予言したような内容に驚くと同時に、現代に生きる我々一人ひとりに問題を提起していると強く感じる作品である。

映画の内容は、原水爆による放射能をおそれ、大家族の一家(おめかけさんの家族を含む)でブラジルに移民する決意をする主人(三船)と、 それに反対する家族たちが引き起こす物語となっている。

生きものの記録

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