2026-07-20
西平秀明
ワールドカップでの日本代表のひたむきな戦いは、多くの人に勇気と感動を与えてくれました。
結果にはさまざまな評価がありますが、最後まで世界を相手に挑み続けた選手たち、そしてチームを率いた森保一監督には心から拍手を送りたいと思います。
森保監督が日本代表を率いるなかで、一貫して大切にしてきた言葉があります。
それが「凡事徹底」です。
世界一という大きな目標を掲げながらも、その実現のために特別なことをするのではなく、日々の練習に全力で取り組むこと、仲間を信頼すること、自分の役割を果たすこと、準備を怠らないこと。
そんな一つひとつの「当たり前」を誰よりも真剣に、愚直に積み重ねることが、世界と互角に戦う力になるという哲学です。
この考え方は、私たちの日々の仕事にもそのまま通じるのではないでしょうか。
約束を守る、時間を守る、相手の話に耳を傾ける、報告・連絡・相談を丁寧に行う、確認を怠らない。
どれも特別なことではありません。
しかし、その一つひとつの積み重ねが、信頼を築き、仕事の質を高め、やがて大きな成果へとつながっていきます。
私たちは、つい結果ばかりに目を向けてしまいがちです。
しかし、結果は自分だけではコントロールできません。
相手があり、環境があり、時には運もあります。
一方で、自分自身がコントロールできるのは「今日何をするか」という行動です。
そして、「今日できること」を徹底する姿勢ではないでしょうか。
基本をおろそかにするのではなく、当たり前のことを当たり前に愚直に続ける。
今日という一日を大切に積み重ねる。
その積み重ねが、未来を切り拓く力になるのではないでしょうか。
今回ワールドカップを通してあらためて注目された「凡事徹底」という四文字は、サッカーだけでなく、私たちの仕事や人生への向き合い方にも通じる言葉なのかもしれません。