2026-06-08
大隈昭子
最近、仕事や働き方について相談を受ける中で、「何となく疲れが取れない」「仕事のことが頭から離れない」「以前より気持ちに余裕が持てない」といった声を耳にすることが増えているように感じます。
保育現場で働いた経験や、その後、事業所からの相談に長く関わる中で、保育や福祉の仕事に携わる方々が、多くの責任や気遣いを抱えながら懸命に働いている姿を見てきました。
保育の仕事は、子どもの成長や笑顔に励まされる、かけがえのない仕事です。
その一方で、子どもの安全や成長への責任、保護者対応、職員同士の連携など、気を配る場面も多くあります。
子どもたちのためにと頑張るほど、自分のことを後回しにし、『まだ大丈夫』と無理を重ねてしまう方も少なくないように思います。
話を伺っていると、少し気持ちを整理する中で、「少し頑張りすぎていたのかもしれませんね」と、ご自身の状態に気づかれる場面があります。
一方で、こうした課題を個人の努力だけに委ねることには難しさも感じます。
相談しやすい雰囲気があるか、安心して声を上げられる環境があるか――職場のあり方も大きく関わっているように思うからです。
そう考えると、ストレスチェックも単に不調を見つける制度としてではなく、自分の状態に気づき、あわせて事業所として働きやすさを見つめ直すきっかけとして受け止めていくことが大切なのかもしれません。
子どもたちの育ちを支える仕事だからこそ、その仕事を支える人たちが安心して働き続けられる環境について、あらためて考えていきたい――最近、そんなことを思います。